セーラーペンクリ&インク工房 at ACTクリエイターズBOX東急店(前編)

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行って来ました。
前夜うっかり「墓場鬼太郎」を読み始めたらやめられず、寝るのが4時になってしまったせいで、当初9時ごろ起きて出かけるつもりが11時発になってしまいましたが…
蒲田なんて行ったの初めてですよ。大井町より遠いんですね。万年筆のおかげでこんなに行動範囲が広がるなんて意外な感じです(笑)

着いたのは12時過ぎ、お目当てのインク工房はお昼休み中みたいでした。そのお隣では長原Jr.さんがひたすら作業をしています。待っている人はおらず作業中のお一人だけみたいだったので、なんならカスタム823を診てもらおうかとも思ったんですが、よくよく店内を見回したところ、会場のお店でペンを買って会員になった人のみの受付みたいなことが書かれてあったため断念。店内で試し書きなどしておりました。
すると目に留まったのがプロフィットのズーム。いい機会なので存分に試し書きさせてもらうことにしました。地元のお店ではレジ前に試筆用のペンが鎮座しているため、どうも落ち着いて試すことが出来ないのです。
つらつら書いているととても具合がいいので、ちょうど懐にも幾許かの諭吉先生もいることだし1本買ってみようかと思いケースを見回すも当該のペンが見当たりません。そこでレジ前のケースをチラ見していたら、気さくそうな店員さんが声を掛けてくれました。そこでズームのペンがほしいと告げるとまたたくまに3本のペンが登場し、惜しげもなくブルーブラックのインクにペン先を浸けて手渡してくれます。マジですか?売り物で試筆させてくれるなんて…!当たり前なのかもしれませんが、店舗でペンを買うのが初めてなのでちょっと驚いてしまいました。今日は買うつもりでいたのでいいですが、仮に「見てるだけ~」のときだったとしても、申し訳なくて買ってしまったかもしれません(爆)
値段的にはプロフィットスタンダードでよかったんですが、例の長刀を知ってしまっているためか手が満足してくれません。「何がなんでも21のほうにしてくれろ…!」と訴えてくるのです。手が。なので「プロフィットスタンダード21」を購入しましたが、優しい店員さんが基本調整をしてもらうといいと言ってペンクリの受付をしてくれました。しかも、本当は1本だけだけど今回は購入の基本調整だからあと1本やってもいいと言ってくれたので、カスタム823を託すことに。その頃にはペンクリの順番待ちの人が6人ぐらいいて時間がかかるということで、インク工房の受付も一緒に済ませました。

ちょっと前説が長かったですがここからがメインのインク工房話です(爆)
上記の顛末のあと先客はすぐに終わってしまい、あっという間に順番が回ってきました。いつものように「どんな色にしましょう」とにこやかに聞かれます。
今回の狙いをどのように説明したら的確に伝わるんだろう?と、いろいろ考えました。シェーファーのキングスゴールドとか言って伝わるのか?とか、「バーボンブラウンの筆記見本写真」を携帯に転送してもって行けばいいのか?とか…。
しかし私はひらめいてしまいました。非常に端的かつ的確かつ明快なたとえです。20歳以上のたいていの人にはこれで伝わるはず!と自信を持っていえるたとえ、それは…

「ビールの色にしてください」

どう考えても飲兵衛のオーダーです。決してそういうわけではないんですが。むしろビールは年に1回飲むか飲まないかぐらいなんですが。しかし何も問わずに石丸さんは微笑み、私は確信しました。完全に飲兵衛と思われたに違いない…。
何度か試し書きをしたあと「名前をつけてみませんか」と言われ、これもかねてより準備していたとおり「金麦で!」と言ったところ、石丸さん大ウケ。咽るほど大笑いしていただけたので本望です(笑)前回全く盛り上げられずに終わったので、今回はリベンジ成功でした(^_^)v
インクを長持ちさせるためのコツとして「あまり気温の上がらないところで保存する」というのを挙げたところ、とあるお客さんが小さい冷蔵庫を買ってそこにインクを保管することにして、毎日仕事から帰ってきて冷蔵庫の扉を開けるのがたのしみだと写真を見せてもらったという話をしてくれましたが、では私のインクをそうやって保管したら「金麦冷えてます」ってなるんだねみたいなことでまたややウケでした。でもちょっとやってみようかと思ったのは内緒です(笑)

ところで、数あるビールの中でなぜに金麦なのか。多分CMのインパクトが一番強かったんでしょう。一応他にも「コロナ」「シンハー」「エビス・ザ・ホップ」「スーパードライ」なども考えたのですが、やっぱり今年的に「金麦」に勝るインパクトはなかったです。
今頃になって「ジンジャーエールでもよかったのでは…」と思ったのですが、色がやっぱ違いますよね?

そういえばボトルも変わって非常にイカ墨チックになりましたね。と思って比べてみたら意外に違いましたけど(^_^;A
実際書いてみようとは思っているんですが、調整後ちょっとインクに浸けて書いただけなのにぜんぜん色が抜けないので、今から超音波洗浄器先生のお力を借りてこようと思います。なので色などは後ほど、後編にてお披露目させていただきたく…