おめでとう きれいになった おめでとう*3


*1


あらしくんたちがデビュー*2したときのことは覚えています。たまたま家にいて、ワイドショーをみていたのです。
ジャニーズどころかテレビ全般にうとい私ですら聞いたことのある名前*3を含む5人、それはテレビ慣れしているようなしていないような、トークもできてるようなできてないような、デビューすることを手放しに喜んでいるようには見えないような。どこをとっても微妙な感じで、たまたま見かけただけなのにハラハラしながら応援してしまいました。
私はバレーボールをやっていたので、どちらかというとバレーが見たくて8chを見ていました。べつにあらしくんたちを見たかったわけではないのです。でも、バレー後もチャンネルを回す先々にあらしくんたちは先回りしていて、いつのまにか記憶に刷り込まれていました。


あれからもう10年たつのですね。


それ以降もあらしくんたちは、別に追っているわけでもないのにちょいちょい私が見る番組や雑誌に登場しました。そんな感じで5年前、これまた何気なく視界に飛び込んできたあらしくんたちは、たまたま見たスクリーンの中で、見違えるように生き生きと、そして仲睦まじく、ラジコンに興じていました。10代から20代にかけての5年は大きいです。中にはちょっと見ただけでは誰だかわからないメンバーもいました。でも、真っ白い服を着せられてぎこちないけどいかにもなアイドルスマイルを投げかけていたあの5人よりも、5年後のあらしくんたちのほうが無邪気な子どものようでした。ころころ転げまわってじゃれあう仔犬のかたまりのようでした。ジャニーズといえばこまっしゃくれたナマイキなガキの集まりと思い込んでいた私の目に、それはあまりにも意外かつ微笑ましい光景に見えました。そして、そんなあらしくんたちから目が離せなくなったのです。


ド深夜かつ関東ローカルの寵児だったあらしくんたちは、いつのまにか全国ネットかつゴールデンのお茶の間にまで自然に溶け込んで行き、ふと気付けばずいぶん遠くにありて思うものになってしまいました*4。けれどあらしくんたち自身は多分これからも何もかわらないのだろうと思います。遠いはずなのに近いように思える不思議な存在感で、5人でちいさく固まって、こそこそ話してけらけら笑い合っているのだろうと思います。もしかしたら、ごく緩やかに変わっていくのかもしれませんが、どんなあらしくんたちでも、どれほど遠くからになろうとも、超高倍率の双眼鏡でもって眺めていたいと思っています。

*1:5人写真じゃないところがなんとも…

*2:結成会見の意

*3:フルネームは知らなかったですがマツジュンというあだ名の子がいることは知っていました

*4:その事象についての是非や確率の話はおいておこう^^ 前は電車乗ってれば遭遇したかもしれないのにそうじゃなくなったでショ。ほーら遠くなった