セーラーペンクリ&インク工房 at ACTクリエイターズBOX東急店(後編)

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さて、やっとめぐってきた私の番です。前述のとおり、パイロットのカスタム823をお願いしました。
内容としてはときどきインクが出なくなるのでみてほしいというようなことですが、これが意外にてこずらせてしまったようで…

ちょっと見ていじって書いてみて「どこも悪くないのに…」と言いながらいつのまにかペン先とペン芯を抜いてためつすがめつしていて、抜けるんだあれ!と思いながら見ていたのですが、内心では「ホントに緩め方が足りないだけだったら申し訳ないな…」と冷や汗モノでした。
あれこれしているうちに症状が再生できたらしく、対処法を特定できた様子です。そして「うちのオヤジがよく言うとった。ココのペンでインクを出せたら一人前じゃーって」と笑いながら、またいろいろ試されています。助手の方が「じゃあ、これも試練だね」と言うとまわりの方も笑い出して場が和みました。
その間もあれこれしている長原Jr.さんですが、どうもうまくいかないようで「なんでじゃあ、悔しいのう」といいながら頑張ってくださっています。そしてしばらくすると「へっへっへっへ( ̄ー ̄)」と満面の笑みでペンを手渡してくださいました。試してみると、前より幾分か腰が強くなったような感じがします。調整したのはそこだったようです。

つまり、ペン先がよくしなるため、しなったときにインクが引っ込んでしまっていたとの事。また、使用しているカクテルインクが比較的「シャバシャバしたインク」のためなおさらだったのだろうということ。もっと粘るインクだったらよかったんだろうけどともおっしゃっていました。だから硬くならない程度に腰を強くしたそうですが、PILOTの推奨インクはその比較的粘度のあるインクだから大丈夫だったということなんでしょうか。
ちなみにインク工房で作ってもらったインクに入れ替えるつもりだということを尋ねると、「セーラーのは大丈夫。実績があるから」とおっしゃってました。実績?いや、字が違うかもしれませんね。

もう1本のペンは「これは?どうするの」と尋ねる長原Jr.さんに助手の方がかいがいしく「これは基本調整だけ。(ぐるぐるとカスタム823で試し書きをする私を指しながら)ああいう感じの書き方だからあわせてあげて」と…。川口さんについていた秘書風の助手さんと違って、ずいぶん気さくでくだけた方です(^_^) 823の調整の行方をかたずをのんで見ている私に、受付票を見ながら「国分寺から来たの?今度、秋口ぐらいかな?丸井のなかじまB-STOCKさんにも行くから来てみてね」と教えてくださったりもしました。やったぁぁぁぁ!行く行く、行くから月末月初にはしないでください…!!

というわけで、プロフィットスタンダード21にはPILOT色彩雫「月夜」、カスタム823にはインク工房でブレンドしていただいた「金麦」を入れました。金麦、ふでDEまんねんで書いたときより色が濃いんですがw
ちなみに一緒にうつっているビールは金麦ではありません。エビスです。立ち寄ったコンビニにはそもそもサントリー商品が置かれてませんでした…。今仕方なく飲んでいますが、苦い!
プロフィットスタンダード21のほうは「とにかく太字が好きなんです」と強調した結果、このように調整してくださったようです。買う前に試し書きしたときより太くなっているような気がします。