SAILOR ペンクリニック at なかじまB-STOCK(国分寺)

前回行ったペンクリが蒲田のACTクリエイターズBOXさんのときだったので、1年半くらいぶりになるんでしょうか。
先日M1000を買ったときに勧められたのを思い出し、たまたま土日休みだったこともあって28日に行くことにしました。が、寝たのが朝の6時頃だったため開店時間の10時までに起きられる気がせず、午後から行こうと思っていたのですが…なぜか10時過ぎに目が覚めたのでした。

おそらく一人1本だけだろうし、今回はクロスポイントの基本調整をしてもらえればいいと思っていたのですが、念のため…ということで手元にあった幾許かの諭吉先生に同行願ったのが間違いの始まり。前夜ネットで見て「あれこれ前に見たことあるヤツだ」と思ってポチる手を止めたはずのペンを、気付けば調整してもらっていました（その場で購入した場合はそのペンと希望の1本を見てもらえるシステム）。

前述のとおり「中字しか在庫がなかったところを他のキングプロフィット太字のニブとつけかえてもらった」ペンなのですが、話の中でとにかく太ければ太いほどいいということを連呼していたら、長原Jr.先生から「このペンはキングプロフィットと同じ大きさだから、クロスポイントとかキングイーグルとかもあるんだよ」という言葉が。え？ウソ、そんなのあるの？ペン先交換という形になるので少々お高くはなるけどできることはできると聞いて、もういてもたってもいられなくなり…
いったんは、「次になにか自分にご褒美ってときがあったら考えてみてください」ということになったんですが、最後にそのやり方を確認したところ、「今日は持ってないけど明日持ってこれる」みたいな話になって、勢いで3日目も通うことになりました。

さて、心踊る約束をとりつけて次に向かったのはインク工房です。濃くてまるで黒にしか見えないけど、薄いところはよくみると緑みたいな色がほしいと思っていて、それをオーダーしました。

今回久しぶりだったこともあってか名づけのことをすっかり忘れておりまして、こんなひねりのない名前になってしまいました…。とはいえヒネリがないことがおわかりいただけるのは本当にごく一部の方だと思うので、まぁいいかなとｗ

というわけで29日です。やはり朝6時まで起きていたのですが、これまた10時過ぎにぱっちりと目が覚めたため即座に向かいました。28日は、本当は18時までのはずだったのにひっきりなしに希望者が訪れるため（閉店時間である）20時半まで残業し、それでもさばききれなかった分がずれ込んでいる…とのこと。私もしばし待ち、やっと順番が巡ってきました。
ちらっと「このスキにインク工房に…」とも思ったのですが、前の順番の方のペンに悪戦苦闘しているところを見ていたらすぐに時間がたってしまいました。長いこと使ってなかったみたいでインクが固まってしまい、何度も何度も超音波洗浄器にかけたりしたのですがぜんぜんダメで、「頑固なペンじゃのう」と苦笑されてましたが、結局はプラチナということで分解が難しいとのことで、メーカーに出したほうがいいということでした。

もう一人の方は、詳しいシチュエーションはよくわからないですがとにかくペンが「バラバラになって見つかった、くみたててみたけどそれで完全かどうか見て欲しい」みたいなことのようでした。やはり何かが破損しているので、その部品の代替品を探して付ければ使えるとのことでした。プラチナのペンもこれも、古いもののようでもう新品は売っていないとのことでした。

いやぁしかし立派なニブですね。キングイーグル。普通に書けばあのとおりの太字ですが、ペンを立たせ気味にしたり裏で書けば細字もいけるとのこと。最後には「日曜日はだいたいココに来てるし、他にも長原はいろいろ持ってるから、ほしいニブがあったら相談してみてください」と助手的な方から催眠術みたいな言葉をいただいて終わったのですが…もうキングコブラぐらいしかないです！ｗｗｗ

そして向かったインク工房ですが、今回は黄色ベースのオーダーが殺到したみたいで、でっかいボトルにほんのちょびっとしか残っていないみたいでした。私の前の人もレモンみたいな黄色をオーダーしていて、その方はそこの店員さんだったこともあってか後日ブレンドしてお届けということになっていました。私は黄色ベースではないので大丈夫かなと思ったのですが、色が決まっていざというときになったら石丸さんが黄色のボトルを手にちょっと微妙な表情をされていたので、前日にひとつ作っていただいていたこともあるし私も後日でいいということでお願いして帰りました。

28日、私の前の人がオーダーしていたインクは「みかんみたいなオレンジ」だったようです。残されていた試し書きがほんとにポンジュースそのものの色で、喉元まで「私もこれを」と出かかりましたｗほんといい色だったなぁ。